2015.12.07更新

こんにちは
NPO福祉理美容師養成協会 看護師の河合です。

アピアランスサポートセンターあいちでは、抗がん剤治療中などに起こる外見的な変化や心配事に対してのサポートを行っています。

近年通院中心の治療が一般化し、治療にかかる時間的束縛は減っているため、働きながら、家事や子育てしながら、介護しながら、治療をされている方が増えてきています。もちろんメリットもありますが、一方では治療中の身体的精神的な辛さを抱えながら今までとあまり変わらない生活を送らなくてはならないという部分もあります。

「仕事を辞める訳にはいかない」「子育てはまったなし」「自分が居ないと家族が困る」など、通院治療が自分の生活を守るためにとても役立っている方々も多いですが、その裏側には「病気になってしまって申し訳ない」「休んでなんかいられない」というような心理が潜んでいると強く感じます。

病気になったこと、治療を始めること、それに対して選択をすること、、、
多くの人が人生で初めての経験をしたり、自分や家族のこれからを考えることになりますが、そのどれもとてもパワーを使うことであったりします。

患者さんとお話していていつも私がみなさんにお伝えするのは、「我慢しすぎないで」欲しいと言う事です。

ご相談にいらっしゃる患者さんは「外見的な事は些細な事で、医療者には相談しにくい」と口を揃えておっしゃいます。
私も大学病院で7年働いていましたが、病院では医師も看護師も仕事が多すぎて、座って集中して話を聞ける時間が持てないのが現状です。患者さんの気遣いに甘えているな、と自覚することも多かったです。私が病院を辞めて今の仕事をしていて、幸せだなと感じることは、患者さんとゆっくり座ってお話できることです。ナースコールが鳴ることも、PHSで呼び出されることも、他の患者さんの手術の時間を気にすることもなく(笑)。

みなさんの心配事はどれをとっても「どうでもいいこと」ではありません。
よく患者さんから「こんなことどこに相談すればいいかわからなかったの」と言われます。
病院の中にも相談窓口は設置されていると思いますが、院内には行きづらいと思われる方もいます。もちろんそのような窓口にご案内することも可能ですので、遠慮なさらずにご希望をお伝えくださいね。

お悩みや心配な事があれば、ご自身が些細なことと感じる事でもなんでもかまいませんので、お気軽にお電話ください。お待ちしております。

 

あぴサポ

ウィッグ&ネイル
アピアランスサポートセンターあいち
(あぴサポあいち)
ウィッグ作成・ネイルケア・足つぼアロマ・メイク・人工乳房など
抗がん剤治療中などに起こる外見的な変化や心配事に対してのサポートを行っています。

ご予約・ご相談はTEL:0120-35241(看護師が対応します)
携帯電話からはTEL:052-751-3700

〒464-0021愛知県名古屋市千種区鹿子殿3番3号
ニューゴールデンビル1―A
(愛知県がんセンター徒歩1分、自由が丘駅徒歩8分)

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

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