2016.11.28更新

こんにちは

先日、名大病院にて緩和ケアイベントのお手伝いをさせてもらってきました。

 

まず、緩和ケアのイベントの一角に「アピアランスサポート」のコーナーを作ってもらえたのがすごく嬉しかったです。

 

来てくださった患者さん達には、ネイルケアをさせていただきました。

「病気になってから、マニキュアなんてはじめて塗ったかも。すごく嬉しい!」

「いくつになっても、こういうのってワクワクするわね」

「かわいいー!」とみなさん女子満開の笑顔を見せてくださいましたflower2flower2

 

それを見ていた看護師さん達も「やっぱり表情がかわるわねー」としみじみ。

 

アピアランスケアが持つ力は、患者さんが一番知っていると思います。

 

医療者はつい、忘れてしまいがちな視点。

治療に一生懸命で(もちろん患者さんにとって、先生や看護師さんが真剣に治療に取り組んでくれることは何よりも大切なのですが)、治療以外のことが患者さんに及ぼす影響については忘れがちです。

病気になり、治療をしていると、そのことばかりを考えてしまう、と聞きます。

 

「不安」や「恐怖」はかなりの強敵で、ずっとずっと心に居座って大きな存在感を持ちます。

これらの感情と一日中、一緒にいると本当に心が疲れます。

 

治療は、この感情と真っ向から向き合うことができる最大の味方であり、武器です。

ただ、時には向き合うことすら辞めて、全然違う方を向いて一息つくことも大切だと私は思っています。

 

それが「楽しむ」ことだったり、「笑う」ことだったりします。

それによって、完全に「不安」や「恐怖」がなくなるわけではないけれど、少し元気をくれたり、また頑張ろうと思えたり、もっと楽しいことがしたいと思えたり。

この力が、生きていくためには必要。

辛いことばかりでは、生きていく力は出ないです。

 

視野が狭くなっているのは、医療者だけではなく、患者さんご本人も、です。

治療中でも、楽しく過ごす時間は大切にrabbit

 

楽しい、ワクワク、うきうき?

 

病気で、治療で、今の私にはそんな余裕ないわ、と思っている方こそ是非。

少し自分のワクワクに時間を使ってみることをオススメします。

 

私達のところにも遊びにきてくださいflower

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

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