「NPOふくりび・アピアランスサポートセンター」支援

ストラディヴァリウス グァルネリ・デル・ジェスで奏でる
渡辺玲子×イム・ジヨン
デュオコンサート

 

2016年11月18日(金)開場19:00 開演18:15

【会 場】
三井住友しらかわホール
〒460-0008 名古屋市中区栄2-9-15) (アクセス)

【演 奏 者】
ヴァイオリン:渡辺 玲子(グァルネリ・デル・ジェス 1736年製ヴァイオリン「ムンツ」)
ヴァイオリン:Ji Young Lim(イム・ジヨン/林志映)(ストラディヴァリウス 1708年製ヴァイオリン「ハギンス」)
ピアノ:林 絵里

 

「世界の弦楽器名器が、名古屋にやってくる。」

「ストラディヴァリウス」、「グァルネリ・デル・ジェス」は、
1700年前後にイタリアのクレモナで製作された弦楽器の名器である。
博物館やコレクターによって大切に保管される他、
製作から300年以上経った今もなお、一流の演奏家によって演奏され続けている。

今回のデュオコンサートでは、
これら世界的名器、グァルネリ・デル・ジェスとストラディヴァリウスの
音色の特色を是非聴き比べて頂きたい。

 


【曲 目】 約1時間半 休憩なし
1. パガニーニ/クライスラー編曲 :「ラ・カンパネラ」
イム・ジヨン、渡辺玲子

2.ルクレール: 2つのヴァイオリンのためのソナタ ホ短調 作品3 
渡辺玲子、イム・ジヨン

3.パガニーニ:モーゼ幻想曲
渡辺玲子、林絵里

~渡辺玲子さんによる「ストラディヴァリウス」、「グァルネリ・デル・ジェス」楽器解説~ 5分

4. ヘンデル: 2つのヴァイオリンとピアノのためのトリオ・ソナタ ト短調 作品2 第6番
渡辺玲子、イム・ジヨン、林絵里

5. チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ ハ長調 作品34
イム・ジヨン、林絵里

6. バルトーク: ルーマニア民族舞曲集
渡辺玲子、林絵里

7.ショスタコーヴィチ: 2つのヴァイオリンとピアノのための5つの小品
渡辺玲子、イム・ジヨン、林絵里

8. ヴィエニアフスキ:2つのヴァイオリンのためのエチュード・カプリース 作品18 第2番 
イム・ジヨン、林絵里

9. サラサーテ: 2つのヴァイオリンとピアノのためのナヴァラ 作品33 
イム・ジヨン、渡辺玲子、林絵里


【入 場 料】※全席指定
S席 ¥6000
A席 ¥5000
B席 ¥3000

※B席(2階バルコニー)は、ホールの構造上、視界が遮られます。予めご了承下さい。
※未就学児のご入場はご遠慮下さい。
※出演者、演奏曲目、曲順などがございます。その場合もチケットの払い戻しは承れません。

 

【チケット申込】 2016年7月7日発売開始
■アイ・チケット 0570-00-5310
 http://clanago.com/i-ticket (ネットで席が選べます。クレジット・コンビニ決済可)
■しらかわホールチケットセンター 052-222-7117
■愛知芸術文化センタープレイガイド 052-972-0430

 

ふくりび事務局、アピアランスサポートセンターあいちでもチケットを購入していただけます。
■NPO法人 全国福祉理美容師養成協会(NPOふくりび)
愛知県日進市香久山1-2809 tel:052-801-5203
■アピアランスサポートセンターあいち
愛知県名古屋市千種区鹿子殿3番3号1F tel:052-751-3700
(愛知県がんセンター徒歩1分、自由が丘駅徒歩8分)

 

 

主催:NPO法人ふくりび活動支援チャリティコンサート実行委員会 日本音楽財団
共催:中日新聞社
協力:日本財団 
後援:名古屋市 名古屋市教育委員会
協賛:住友理工株式会社

 

このコンサートの収益は、「NPO法人 全国福祉理美容師養成協会 NPOふくりび」の活動に使用します。
「NPO法人 全国福祉理美容師養成協会 NPOふくりび」は、
「誰もがその人らしく美しく過ごせる社会の実現」を目指し活動しています。

演奏者プロフィール

ヴァイオリン:渡辺玲子

(グァルネリ・デル・ジェス1736年製ヴァイオリン「ムンツ」)

 

≪プロフィール≫

超絶的なテクニック、玲瓏で知的な音楽性、

切れ味鋭い官能性とその広いレパートリーで
世界のヴァイオリン界をリードする逸材。

第50回日本音楽コンクールにおいて最年少優勝、
同時に第1回増沢賞を受賞。
翌年N響と共演し衝撃的なデビューを飾った。

その後、ヴィオッティ、
パガニーニ両国際コンクールで最高位を受賞。
これまでに国内の主要オーケストラはもとより、
ワシントン・ナショナル響、ロサンゼルス・フィル、
ヴァンクーヴァー響、フィルハーモニア管、
BBC響、ウィーン・トーンキュンストラー管、
ロシア・ナショナル管、バンベルク響などと共演。

中でもシノーポリ指揮ドレスデン・シュターツカペレ、
サンクトペテルブルク響との共演は
CDもリリースされ大好評を博した。

活動は幅広く、ヴィニア音楽祭、
イタリアのストレーサ音楽祭などに
参加する他、欧米で高い評価を得ている
ダンス・カンパニー「Noism」と
ケネディ・センター等で度々共演、
また、13年4月にはミラノとラヴェンナで
G. アレヴィ作曲のヴァイオリン協奏曲を演奏し
現地の聴衆に圧倒的な熱狂をもって迎えられた。
05年第35回エクソン・モービル音楽賞奨励賞受賞。
国際教養大学特任教授。
ニューヨーク在住。

 

写真クレジット: © Yuji Hori

 

ヴァイオリン:Ji Young Lim(イム・ジヨン/林志映)

(ストラディヴァリウス1708 年製ヴァイオリン「ハギンス」)

 

≪プロフィール≫

2015年ベルギー・エリザベート王妃国際音楽コンクールにて優勝、
副賞として当財団からストラディヴァリウス1708年製
ヴァイオリン「ハギンス」を次期コンクール開催までの4年間貸与されている。

1995年ソウルに生まれ、7歳でヴァイオリンを始めた。
現在は韓国芸術総合学校にてキム・ナムユン教授に師事している。

2013年ユーロアジア国際コンクールで優勝した他、
インディアナポリス、モントリオール国際音楽コンクール、
アンリ・マルトー国際ヴァイオリン・コンクール等数々の
国際コンクールにて入賞。

これまでに日本、アメリカ、カナダの他、ドイツ、スイス等の
ヨーロッパ諸国でコンサートツアーを行っている。

また、国際音楽祭にもたびたび招待され、
マキシム・ヴェンゲーロフ、ジョエル・スミルノフ、
原田幸一郎等著名なヴァイオリニスト・指揮者との共演を重ねている。

2015-16年シーズンは、
ベルギー・エリザベート王妃国際音楽コンクールの企画による世界ツアーを行う。

 

写真クレジット:© Rami Hyun

 

ピアノ:林 絵里

 

≪プロフィール≫

東京生まれ。4才よりピアノを始める。
1977年 第31回全日本学生音楽コンクール、奨励賞受賞。
桐朋女子高校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部卒業。

ピアノを樋口恵子、弘中孝、故中島和彦の各氏に師事。
卒業後、同大学に於いて、2年間、弦楽科伴奏研究員を務める。

1986年 第8回チャイコフスキー国際音楽コンクールの
チェロ部門で最優秀伴奏者賞を受賞。
1986年より 日本国際音楽コンクール ヴァイオリン部門の
公式ピアニストを務める。

1991年、ミュンヘンにて、ワルター・ノータス氏に師事。
これまで、スティーブン・イッサーリス、
エドアルド・メルクス、ドン・スク・カン、バルトゥミオ・ニジョー、
ヴィヴィアン・ハグナー、エリック・シューマン、徳永二男の各氏を
はじめ、国内外の数多くの演奏家と共演。

又、NHK交響楽団メンバーとの室内楽、
仙台フィルハーモニー管弦楽団との共演、
NHKFM、CDの録音、NHKテレビ「らららクラシック」出演など、
共演ピアニストとして活躍中。

楽器紹介

Guarneri del Gesu 1736 Violin “Muntz

グァルネリ・デル・ジェス 1736 年製 ヴァイオリン「ムンツ」

 

アントニオ・ストラディヴァリと並び称される名工、
バルトロメオ・ジュゼッペ・グァルネリ(グァルネリ・デル・ジェス)
(1698〜1744)が製作したヴァイオリン。

イギリスの収集家ムンツが一時期所有していたことから、
この名前で親しまれている。

今日、グァルネリの名器と言えば
バルトロメオ・ジュゼッペが製作したものを指し、
「デル・ジェス」と呼び習わされている。

「デル・ジェス」とは、「イエスの」という意味で、
楽器の内側に貼られたラベルにイエス・キリストを表す
IHSの符号と十字架が描かれていることに由来する。

 

写真クレジット: © S.Yokoyama

Stradivarius 1708 Violin “Huggins”

ストラディヴァリウス 1708 年製 ヴァイオリン「ハギンス」

 

アントニオ・ストラディヴァリ(1644-1737)は、
94歳でその生涯を終えるまでに、
約1,100挺の弦楽器を製作したと言われている。

「ハギンス」は、イギリスの天文学者である
ウィリアム・ハギンス卿(1824〜1910)が、
1880年頃ウィーンの皇帝からこの楽器を購入し、
所有していたことからその名で呼ばれている。

日本音楽財団は1997 年より
ベルギー・エリザベート王妃国際音楽コンクール・
ヴァイオリン部門優勝者に
副賞として次のコンクールまでこの楽器を貸与し、
コンクールの発展と演奏家の技術向上に寄与している。

 

写真クレジット: © S.Yokoyama