2016.12.29更新

就労支援・がん患者のためのあぴサポネイルスクール開校
(2017年1月〜3月の第1期は受講料無料)

ネイルスクール がん

がん患者さんのアピアランス(外見)サポートを行うアピアランスサポートセンターあいちは、2017年1月よりがん患者(経験者)を対象としたネイルスクールを開校いたします。

背景・目的:がん対策基本法制定から10年経ち、がん治療の進化により、治療後も社会で活躍できる人が増えてきた一方で、通院のため退職を余儀なくされるケースも増えるなど、新たな課題が出てきています。(勤務者の34%が依願退職、解雇。自営業等の者の13%が廃業。厚生労働科学研究費補助金、厚生労働省がん研究助成金「がんの社会学」に関する合同研究班 :平成16年)今国会にてがん患者が安心して暮らすことのできる社会への環境整備を盛り込んだがん対策基本法の改正法が12月9日、衆院本会議で可決、成立いたしました。がんに罹患した後も、安心して働くことのできる環境作りとして、国や地方自治体、医療機関、企業等により既に様々な取り組みがなされていますが十分であるとは言えず、今後より一層の拡充が求められることになります。
がん患者、経験者の中には手術や治療の副作用にて前職に復帰することが困難であったり、治療や通院に伴う休暇取得が難しいために勤務形態の変更を余儀なくされたりしているケースも多く聞かれます。働く世代のがん患者は女性が多いため、活躍している女性が多く、身体的負担が少なく、勤務形態も柔軟に対応できる職種の中で外見的なサポートにも繋がる職としてネイリスト(座っての仕事、重労働ではない、2時間程度の単位での仕事が可能、シフト制での勤務や自宅開業が可能等)に着目しました。そこで就労及び自宅開業を目指した職業訓練を提供いたします。

ネイルスクール

内容:1回5時間・全20回 100時間(時間、回数に関しては体調や通院等の事情を考慮し、単位制で振替可能とします)
〇ジェルネイル検定初級、中級の取得を目指すコース。
日本財団助成事業として、2017年1月〜3月の期間については、受講費用は無料・必要な材料や道具等も無償貸与いたします。
自宅開業希望者には、ネイルサロン経営者から経営や会計の基礎を学べる講義も実施。
卒業後は、アピアランスサポートセンターあいちでの就労も可能です。

平成29年12月29日1月25日(水)開校
週2回実施10:00〜16:00(うち1時間休憩) 
※カリキュラム等は別紙記載

受講場所:名古屋市千種区鹿子殿3-3アピアランスサポートセンターあいち(自由が丘駅徒歩7分・駐車場有り)

受講説明会は29年1月よりあぴサポで随時開催。

問い合わせ先:052-751-3700
アピアランスサポートセンターあいち(あぴサポあいち)
河合・岩岡まで

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

2016.12.25更新

今日も夕方に病院へ医療用ウィッグの制作に行ってきます!!

医療用ウィッグ名古屋

年始からの抗がん剤治療の予定などで、年末年始にお急ぎで医療用ウィッグをお探しの方、

焦らずに、一度ふくりびにご相談ください。

人毛100%で、自然な仕上がりで、パーマやカラーなどスタイルチェンジもできます。

 

1、当日お渡しが可能です。

2、年内・年始も対応します。

年末は12月30日(金)まで、年始は1月4日(水)からお作りできます。

どうしても帰省中に作りたいというならば、時間外でも対応しますので、どうぞふくりびにお任せ下さい。

 

まずは、お気軽にフリーダイヤル

0120-352241

までお問い合わせください。

メールは

info@fukuribi.jpか、問い合わせフォームからどうぞ。

 

 

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

2016.12.22更新

先日、今年の春にウィッグを作ってくださった患者様がお話をしに来てくださいました。

 

秋に職場に復帰すると話されていたので「お仕事どうですか?」と聞いたら・・・・

「結局戻れなくなったの」と。

 

色々とお話を伺って、こういう思いをしている方がたくさんいるんだろうなぁと漠然と思いました。

なかなか難しい問題ではありますが、がん対策基本法も改正されたことですし、今後は少しずつだとしても確実に変化していくだろうなと期待しています。

がんと就労についてはすでにたくさんの取り組みがなされています。自分に有利になるような振る舞いを身につけて賢く生きましょう。

http://special.nikkeibp.co.jp/atclh/work_with_cancer/member/index.html

(少し違うけれど、産後の育休や育休後の時短勤務なども数年前までは、特例的だったけれど最近では当たり前として使える制度になってきているし。

働き手のニーズが変われば、雇用側もそれに合わせていくことが求められるので変わってくると思います。治療しながら働く人はどんどん増えていきますから。)

 

しかし、

その患者さんは、仕事をしている時にはできなかったことを今されているそうです。

今しかできないことだし、とても役に立っているし、充実感もあるし、すごく良い時間を持てているとお話されていて、それもまた良かったなぁとしみじみ思いました。

 

 

がんになっても働くことはとても大事だなと思っています。

ただ、今までの働き方に固執することはないとも思います。

選べるほど余裕がないのが今の現状かもしれませんが、大きなストレスを抱えて働くのは・・・とも思うので、

自分にとってどんな働き方がいいのか、考えるチャンスでもあるかなと思っています。

それまでに自分の価値を高めておくことも大切かもしれませんね。

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

2016.12.16更新

12月13日に開催しました△はじめてのお灸講座△

皆様お寒い中ご来訪くださり、ありがとうございました☆

リラックスした楽しいひとときが過ごせました--*

ご参加頂いた方みなさんほとんどがお灸ビギナーズ、未体験ゾーンに足を踏み入れ世界が広がったわ!と大変喜んでいただけました。

お灸

 

まずはもぐさ作りから体験させて頂きました!

お灸のもぐさって、よもぎからできているものなのですね。

まったく無知な私は、お灸はおからかおが屑のようなものを使うのかな?と思っていました。

もぐさには香りの精油成分が含まれていて、炎を上げずに燃焼し、温度があまり高くならないという特徴があり、お灸に最適なのです。

 

お灸

よもぎの香りにもう癒されます(*^^*)

すり鉢で粗挽きな状態からきめ細かいもぐさの状態に精選していきます。

見た目とは違ってふわふわした綿花のようなもので、意外でした。

お灸

 

お灸

そして、今回は合谷(ごうこく)というつぼの所にスライスにした生姜の上からすえました。じんわり体が温まる感じが心地よいです。

他にもニンニク、和紙の上に味噌を塗った上など、お灸のすえかたにも色々あるようです。

お灸

本格的なお灸のすえかたを体験できたところで、なかなかビギナーズが自宅で利用することは難しいですので、

やはりお家で気軽に出来るのはこんな、せんねん灸さんのお灸が良いです。

土台が付いてるお灸や、火を使わないので日中仕事や家事をしながらできるお手軽なお灸も体験しました。

 

つぼの探し方、例えばくるぶしから指4本分のこの所と言われてもなかなか見つけ辛く、本当にあっているのか分からないですが、こちらについても丁寧に教えて頂きましたので、また詳しくアップしたいと思います。

本当に今回のお灸講座、大容量で楽しい時間でした*

来年も是非、入門・初級・上級講座とか、症状別にお灸講座をしたりなどして、今回残念ながらご参加出来なかった方々にも心地よくリラックスしてお灸を楽しんでいただきたいなと思っています。

 

講師は、はり灸セラピーサロンみゅう  

三日月 つづみ先生

http://ameblo.jp/mikazuki-tsuzumi/entrylist.html

この度はありがとうございました

また色々教えてください(*^^*)

 

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

2016.12.10更新

今月のあぴ回は「お灸&つぼ」のテーマです。

 

鍼灸師の三日月つづみ先生http://ameblo.jp/mikazuki-tsuzumi/entrylist.htmlを講師にお招きすることになっております。

きっと楽しい会になります、ご予約頂戴している方はお楽しみに☆

 

少し前に定員を迎えていたのですが、キャンセルがありましたのでもしご希望の方がいらっしゃったら、是非ご連絡くださいflower2

(注意事項として、臨床治験の治療に参加中の方は同意書をご確認ください。鍼灸治療を受けないこととある可能性があります。

当日も確認いたしますが、リンパ節廓清をされている患側に対して直接鍼灸治療をすることについて、見解がはっきりとしていないところがあります。

今回も廓清側に対しては直接お灸をおくことはいたしませんのでご了承ください。

また末梢神経障害等で皮膚感覚が低下している場合についても、熱さを感じられないと皮膚の損傷(低温やけどなど)につながりますのでその箇所は避けるようにします。)

 

 

鍼灸治療に関しては、所謂「統合医療」という概念で考えられています。

2013年に発表された論文(https://www.cancerit.jp/23474.html 本文https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3738927/)により鍼灸治療が術後リンパ浮腫に対して効果的に作用するのではないかと考えられましたが、この論文以降特筆すべきものがでていません。

先日お話しした統合医療についての見分け方に当てはめると、弱いエビデンスだと感じます。

(私見ですが、、、上述の論文も分母が大きいとは言えないし、この発表は可能性を秘めていてすごく魅力的なのにも関わらず、これに続くものがでていないのが疑問です。まだ3年しか経っていないから継続中で論文になっていないだけかもしれないけれど。)

 

ですが、鍼灸については日本でも大型の研究費がついていて、科学的な根拠を集める研究がされています。

可能性が期待されている分野であるとも捉えられます。今でも東京大学医学部附属病院には院内に鍼灸治療が受けられる治療院があったりもします。(患者さんは整形系の疾患が多いようですが)

 

 

先日つづみ先生とお話していて「気持ちがいいことも身体には必要」という言葉に共感しました。

治療やリハビリは痛かったり辛かったりすることもあるので、その一方で身体が温まって気持ちがいいな、と感じられる時間を持つことも大事だと。

 

なによりも「心地よいこと」をする時間を大切にすると、元気になると思います。

そんな体験がみんなでできるといいなと思っています。

お楽しみにー!!!

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

2016.12.10更新

昨日12/9、改正がん対策基本法案が成立しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161209/k10010800971000.html

 

「がん患者が安心して生活できる社会の構築」を目指し、とありますが、改正前から掲げてた気がするけど・・・

よく分かりませんががん対策基本法をもとに、がん対策基本計画というのが作られるのだと思うので、今のがん対策基本計画が平成28年度までの計画だから、来年度には計画も変更されるのでしょう。

 

 

今回の改正で大きく変更された点は(以下https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20161209-OYTET50055/より引用)

 

◆改正がん対策基本法の主なポイント

 ○小児がんの子どもが学業を続けるための環境整備

 ○検診でがんの疑いがある人の受診促進

 ○診断時からの緩和ケア、良質なリハビリの提供

 ○希少がん、難治性がんの研究推進

 ○事業者の責務として、患者の雇用継続への配慮を明記

 

就労支援に関しては、前回からも取り組まれていましたが、「努力義務」という形ではありますが、事業者は雇用を継続するように配慮することが求められるということになります。

これは、すごく大きいこと、なんだと思います。

 

患者さん達と話していると度々

「会社で嫌な顔をされる」

「上司が暗にもう働くの辞めたら、って言ってくる」

「がんになりましたって言ったら、で、いつまで休むの?いつから働けるの?と聞かれた」

のようなエピソードを聞きます。

これってきっと多くの方が経験してきたことなのかなと思います。

 

でも、治療にもお金はかかるし、仕事は辞められないと唇をかんで頑張っている方も多いでしょう。

そのような現状を問題として、法を動かす努力をしてくれた様々な人の功績が今回の改正案なんだと思います。

 

 

法の力はすごくて、社会の常識を変えるきっかけになります。

病院も事業主も、法が変われば(たとえ嫌々だったとしても)態度を変えることになります。それに合わせた対応を考えるということです。

啓蒙活動なども同時に行われているので、そういう影響もありつつ、徐々に社会全体の考え方が変容していき、いつの間にかそれが当たり前の社会になっていく。

 

それこそ「がん患者が安心して生活できる社会の構築」ということなのでしょう。

改訂するにあたって、多くの方がご尽力なさったのだろうと想像します。

その中には患者さんやご家族なども含まれていると思います。悔しい想いをした方の声が形になったのかなとも思います。

簡単なことではないでしょうから、本当に働く世代の患者さんにとってすごく意味のある、ありがたい改正になったと感じます。

 

法が変われば、社会が変わります。

偶然かもしれませんが、昨日お話した患者さんが前回お会いしたときに雇用の継続が難しいと言われたとがっかりしていたのに、復帰することになりましたと話していました。

もう新しい風は吹き始めているのかしら。

 

私たちも安心して社会で活躍できるようにサポートしたいなといつも思っています。

 

 

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

2016.12.06更新

明日、名古屋掖済会病院の患者サロンにお邪魔します。

 

治療中の患者さんのメイクのお悩みにポイントレッスンをしてこようと思っています。

 

 

先日もあぴサポにて、「つけまつげ」の付け方レッスンを致しましたrabbit

(写真撮り忘れました・・・つい一生懸命になって忘れてしまうんです、次回からは絶対撮らせてもらうとここに誓います!!)

 

 

その患者さんは、抗がん剤治療は終了し、現在は分子標的薬を使って治療をしているとのことでした。

抗がん剤治療の時に睫毛も抜けてしまって、今は少し生えてきたけど・・・という状態。

治療の副作用で指先のしびれがあって、細かい作業はやりにくいということもあって「つけまつげ」はハードルが高いと。

 

うーん、確かにそうですよね。

末梢神経障害で手先や足のしびれがある方も多いので、できるだけ簡単につけられるといいなと今回改めて思いました。

こういうグッズもあるけど、この方は試してみたけどいまいち上手くいかなかったらしい。。。

http://item.shopping.c.yimg.jp/i/l/panfamcom_4901601239010

何かいい案がないか考えなくては!!

 

しかしながら、久し振りに付けてみたつけまつげはご本人さんも納得の自然さと

「睫毛が抜けてからなんだかまぶたが下がってた感じがあったけど、持ち上がってるような気がするー』

という言葉も聞かれて、ルンルンでお帰りになりましたnote

 

 

やっぱり、かわいくなると女性は気分がよくなるというのは鉄板です。

この効果、使わない手はない、と思います。

 

自分を喜ばせることは、思うよりずっと大切です。

 

 

自分へのクリスマスプレゼント(という口実をつけてnico)、是非あげてくださいね。

 

明日お会いできる方には、私から少し早いクリスマスプレゼントをお渡しするつもりで準備していますgift

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

2016.12.01更新

こんにちは

 

患者さんとお話しているとがん治療にはやっぱりお金がかかるんだなと思います。

多くの患者さんは、晴天の霹靂、ある日突然「がん」を宣告されて、そのまま治療へと進んで行きます。

 

がんの性質上、悩んでいる暇はなく、できるだけ早く治療を始めましょうとなることが多いので、いろいろな準備をしている余裕がないのが現状。

 

所謂正社員で、職場の理解もあり、病休が取れたり、傷病手当がついたりする場合もありますが、

時には病気をきっかけに仕事を失うこともあるし、辞めてしまう方もいらっしゃいます。

 

お金のことは、多くの患者さんの心配事でもあります。

 

先日も「自分がかけていた保険から給付金が出たら、医療費控除って受けられないんだよね?そんな話を聞いたからダメなのかなと思って手続きしなかったんだけど・・」と聞かれました。

その方の所得や、年間の医療費の額、保険等から支払われた金額にもよりますが、計算したら控除の対象になる場合もあるかもしれません。

 

私もこういう手続き苦手です・・・

だからすごく良く分かりますが、書いてある説明を読んでも、何だかさっぱりわからなくて、どこにどの金額を書けばいいのか、自分に当てはまっているのか、

もう何がなんだか、お手上げ状態になってきます。

 

誰かに教えて欲しい、と心底思うのですが、それを相談に行くのもめんどくさかったりして(笑)

 

 

でも、相談に行くならどこに行くか、ということは知っていて損はないはず!!!

お金は大事ですから。

せっかく治療をして、人生はまだまだ続きます。

色々賢く生きなくては!!!!(自分への戒めでもあります)

 

 

ということで、相談するならご自身の地域にある(かかりつけの病院でなくても大丈夫です)

がん相談支援センター

http://hospdb.ganjoho.jp/kyotendb.nsf/fTopSoudan?OpenForm

にご相談を。

 

全国のがん診療連携拠点病院等の427施設に設置されているので、ご自身の通院病院が拠点病院でなくても近くにあるはずですので検索してみてください。

 

このような公的な相談センターを活用することも賢く生きる、ということかもしれませんね。

上手に利用してください。

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

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