2016.11.26更新

こんにちは

 

あぴサポに来られる患者さんは現在ほぼ100%女性です。

そして患者さんの多くが乳がんの患者さんです。

 

部位別がん罹患率をみても女性の第一位は乳がんですし、自然なことかもしれません。

 

乳がんにはいろいろなタイプがありますし、病期も違えば治療も様々です。

同じ乳がんと診断されても、全く違う治療をしているということも珍しくないです。

 

その辺りに関して、最近は情報がたくさんあるので簡単に調べられるということもありみなさんたくさんの知識を持っておられるなと思います。

 

先日もお話しましたが、たくさんの情報のなかから信頼してもよい情報を選び取るのはとても難しいです。

治療方針についても、自分が受けている治療が適切なのか、不安を感じた時にどう判断すればよいのか、ということもあるでしょう。

 

今日は、日本乳癌学会が作成している「患者さんのための乳癌診療ガイドライン」というものをご紹介したいと思います。

 

多くの疾患に対して「診療ガイドライン」というものが存在します。

診療にあたっている医師は、そのガイドラインに沿った治療を行っている場合が多く、その治療を「標準治療」と呼んだりもします。

ガイドラインは、医師の経験値などに左右されることなく、どこにいても誰に診てもらっても日本国内にいれば大きく違わない治療を受けられるために作られたものです。

診療ガイドラインのおかげで、医師も患者さんも互いに安心して治療を受けられているとも言えます。

 

「診療ガイドライン」は今や誰にでも買えます。インターネットでも簡単に。

ただ、本来は医師や医療関係者向けに書かれた内容なので自分に当てはまるのがどれなのか、解説無しで読むのは少し難しいかもしれません。

 

それを患者さんやご家族が分かりやすいように解説を交えながら書いてあるのが

「患者さんのための乳癌診療ガイドライン」です。

http://jbcs.gr.jp/guidline/p2016/

書籍版もありますし、サイト内でもたくさんのQ&Aがあり、すごく充実しています。

このサイト、とってもいいサイトです。とても役立つ情報が、順序立てて分かりやすく書かれています。

読みやすいし、必要な情報にアクセスしやすい。そして、全体を通してとても優しい印象を受けます。

とても優しくて優秀で、親身になってくれる医療従事者が画面の向こうにいるような。

 一度ご覧になってください。ヒントがたくさんあると思います。

 

ということで今日は役立つサイトのご紹介でした。

情報に惑わされないために、必要な情報を読み取る力をつけたいものだとおもいます。

 

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

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